子どものどもりの原因は、脳の発達にある?

子どもがどもってしまうのは、成人と違って脳が未発達なせいもあります。 脳が発達途中にあるため、上手く言葉が出てこなかったり、自分の思いを正確に伝えることができないことがあるのです。 自分の子どもが言葉に詰まったり、同じ単語を繰返し言うなどの「どもり」の症状が表れた時に、親は叱ったりしてはいけません。 子どもはどもったことを叱られたことで「僕(私)は上手く話せなかったからママに叱られた」と考え、話すことに恐怖を感じてしまいます。 「また失敗して怒られるんじゃないか」このように考えてよりいっそう話すことに苦手意識を持ってしまいます。 苦手意識が募って、普段からどもるようになってしまうことがあるのです。 子どもはわざと、どもっているわけではありません。 本人は一生懸命に自分の考えを伝えようとしています。 だからそこを制圧してしまうと、子どもが萎縮することもあるのです。 もしも子どもにどもりの症状が表れたら、「きちんと話なさい」とか「何でちゃんと話せないの」などの責めるような言葉をかけるのではなく、「落ち着いて話してごらん」などと、子どもに気持ちを落ち着かせるように言い聞かせるようにするといいでしょう。